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クロトンの植え替え方法|時期・土選び・根詰まり対策を解説

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クロトンの植え替え方法を紹介するアイキャッチ画像。斑入りのクロトン、培養土、スコップ、根鉢の様子とともに、時期・土選び・根詰まり対策を分かりやすく表現している

こんにちは、植物暮らしのヒロです。

2026年9月27日、ホームセンターでクロトン・ゴールドスターを購入しました。葉の状態はとても良く、黄色い斑もきれいに入っていたのですが、株の大きさに対して購入時の鉢がかなり小さく見えたため、その日のうちに一回り大きい鉢へ植え替えています。

クロトンの植え替えは、「1年たったから」「春になったから」と年数や季節だけで決めるより、根の回り方、水の染み込み方、土の乾き方、株と鉢のバランスを合わせて見るのが分かりやすいです。根詰まりを放置すると水やりが安定しにくくなりますが、反対に必要のない植え替えを繰り返すと根へ負担をかけます。

この記事では、私が実際にゴールドスターを植え替えたときの写真も交えながら、時期、土、鉢選び、根の扱い、植え替え後の管理まで順番に解説します。初めてクロトンを鉢から抜く人でも、どこを確認すればいいのか分かる内容にしました。

  • クロトンを植え替える時期と判断基準
  • 根詰まりを見分ける具体的なサイン
  • クロトンに使いやすい土と配合の考え方
  • 植え替え方法と失敗を減らす管理

クロトン植え替えの判断

クロトンは生育が進むと鉢の中にも根が広がります。ただし、鉢底から根が1本見えただけで、すぐ植え替えが必要とは限りません。まずは地上部と鉢の中で起きている変化をいくつか重ねて見ていきます。

年数だけでは決めない

植え替えは1〜2年に1回という目安を見かけますが、これはあくまで目安です。同じクロトンでも、暖かく明るい場所でよく育った株と、生育がゆっくりな株では根の増え方が違います。小さな鉢で勢いよく育っている株なら早めに根が回ることがありますし、大きめの鉢でゆっくり育つ株なら毎年触る必要がない場合もあります。

私が見るのは、鉢底の根、土の乾く速さ、水の入り方、新芽の動き、株の安定感です。ひとつの症状だけで根詰まりと決めず、複数の変化が重なっているかを見ると判断しやすくなります。

たとえば水やり後すぐに乾くようになり、さらに鉢底から根が何本も出ていて、新芽の伸びも鈍いなら、鉢の中がかなり窮屈になっている可能性があります。逆に、土の乾き方が今までと変わらず、新芽も動いているなら、急いで植え替えなくてもよいでしょう。

根詰まりのサイン

根詰まりは、根が鉢の内側を回り続けて、土より根の割合が増えた状態です。水が通る空間が偏ったり、土が保持できる水分量が減ったりするため、水やりの感覚が以前と変わってきます。

確認場所 見えやすい変化 考えられる状態 次の確認
鉢底 根が何本も出る 根が鉢内に広がっている 根鉢の外周を見る
土 水が入りにくい 根や古い土で隙間が少ない 水の抜け方も確認
乾き方 以前より極端に早い 土量が少なくなっている 鉢の軽さを比べる
株 生育が鈍い 根域が足りない可能性 光や温度も確認

大学の園芸Extensionでも、鉢底穴から根が出る、用土が以前より早く乾く、生育が鈍るといった変化は植え替えを考えるサインとして挙げられています。根鉢を抜いたとき、外周を根がぐるぐる回り、土がほとんど見えないほどなら、鉢増しを考えやすい状態です。

ただし、水が染み込まないからといって原因が必ず根詰まりとは限りません。古い培養土が乾き切って水をはじいている場合や、土が細かく崩れて固くなっている場合もあります。だからこそ、最終判断は鉢から抜いて根鉢を見るのが確実です。

購入直後も状態を見る

購入したばかりのクロトンは、環境が変わった直後なので、基本的には必要以上に触らないほうが管理しやすいです。ところが、育苗ポットが株に対してかなり小さい、根が密に回っている、水やりしてもすぐ乾くといった状態なら、購入直後でも植え替えを検討する場面があります。

クロトン・ゴールドスターと品種名が記載された購入時の鉢ラベルホームセンターで購入したクロトン・ゴールドスター

私が2026年9月27日に購入したゴールドスターは、葉色や葉の張りは良好でした。一方で、株のボリュームに対して鉢が小さく、今後の水管理も考えて鉢増しすることにしました。購入日だけで判断したのではなく、株と鉢のバランスを見て作業したというのがポイントです。

ヒロ
ヒロ

◆ヒロのワンポイントアドバイス

 

購入したその日に必ず植え替える、という意味ではありません。買った直後は光や温度まで変わるため、鉢が十分な大きさで根詰まりも見えないなら、まず新しい環境に慣らす方法もあります。私は「植え替える理由があるか」を先に見るようにしています。

クロトンの植え替え時期

クロトンは暖かい時期に根と地上部が動きやすい植物です。植え替えで根に触れるなら、その後に回復できる気温があるかを考えて時期を選びます。

基本は暖かい生育期

日本でクロトンを植え替えるなら、一般的には春から初夏にかけてが扱いやすく、園芸メーカーのハイポネックスでは5〜7月を植え替え時期の目安として紹介しています。気温が上がり、生育が動いている時期なら、植え替え後に新しい土へ根を伸ばしやすくなります。

クロトンは寒さが得意ではありません。そのため、カレンダーだけを見るより、作業後も暖かさを保てるかが大切です。植え替え直後に急に冷え込む時期は、根の回復がゆっくりになりやすいので避けたほうが無難でしょう。

地域や室内環境によって温度条件は変わるため、日付だけでなく実際の気温と株の状態を合わせて見てください。(出典:ハイポネックス公式「クロトンの育て方」)

秋に植え替えるとき

私が今回植え替えたのは9月27日なので、一般的な5〜7月の目安より遅い時期です。それでも作業したのは、購入時の鉢が小さく、そのまま長く管理するより鉢とのバランスを整えたいと考えたためでした。

ただ、秋の植え替えは誰にでも同じように勧められるわけではありません。夜間の気温が下がり始める地域では、作業後に根が十分動く前に寒さへ入ることがあります。秋に鉢増しするなら、室内で暖かさを確保できるか、大きな根切りをせずに済むか、株が健康かを確認したいところです。

秋の植え替えは根を大きく崩さない

根腐れなどの問題がない健康な株なら、古い土を全部落とすより、根鉢を大きく崩さず一回り大きい鉢へ移す「鉢増し」に近い作業のほうが負担を抑えやすいです。気温が下がる時期ほど、根を切り過ぎないようにします。

避けたいタイミング

冬の低温期は、緊急性がなければ植え替えを待ったほうが管理しやすいです。根腐れで土が長く湿り続けているなど、放置するほうが危ないケースは別ですが、健康な株を寒い時期にわざわざ抜くメリットはあまりありません。

また、真夏に葉がぐったりしている、極端な水切れ直後、害虫被害で株の状態が落ちているといった場合でも、植え替えと別のストレスが重なります。まず原因を見極め、株が持ち直してから作業できるなら、そのほうが安心です。

購入直後も同じです。鉢が小さいという理由だけでなく、葉が落ち続けている、寒い場所から移動したばかりなど環境変化の影響が大きい場合は、数日から様子を見る選択肢もあります。

クロトンの土選び

クロトンの土で大切なのは、水を与えたあとに余分な水が抜け、同時に根が必要な水分もある程度保てることです。ずっと湿る土も、数時間で極端に乾く土も管理が難しくなります。

観葉植物用土が使いやすい

初めて植え替えるなら、最初から配合されている観葉植物用培養土が扱いやすいです。クロトン専用土でなくても、室内の観葉植物向けで、排水性と通気性を考えて作られた商品なら候補になります。

今回のゴールドスターには、DCMで購入した「そのまま使える観葉植物の土」を使用しました。袋から出してそのまま使えるタイプなので、自分で何種類もの用土を計量する必要がなく、購入当日の鉢増しでも作業が進めやすかったです。

植え替え後のクロトンの株元と観葉植物用土をアップで撮影し、用土の粒や表面の状態が分かる植え替え後のクロトンの株元と使用した土

市販の培養土を選ぶときは、「肥料入りかどうか」だけでなく、水やり後にベタッと詰まりにくいかも見てください。鉢の大きさや室内の風通しによって乾き方は変わるので、使い始めてから数回の水やりで乾燥速度を確認すると、その土との付き合い方が分かってきます。

土の配合は環境で変える

クロトンの土配合に、全員共通のひとつの正解はありません。日当たりがよく風も動く場所では乾きやすく、室内の奥で風があまり動かない場所では同じ土でも乾くまで時間がかかります。だから、配合比率そのものより自分の環境で適度に乾くかを見るほうが実用的です。

市販の観葉植物用土がなかなか乾かない環境なら、軽石小粒やパーライトなどの粒状資材を1〜2割ほど加えて様子を見る方法があります。反対に、数日もたたず極端に乾いて葉がしおれやすいなら、排水材を増やしすぎず、市販培養土をそのまま使うほうが水管理しやすいこともあります。

自分で配合するときも、いきなり「水はけ最優先」に寄せすぎないことが大切です。クロトンは生育期に水を使うので、乾きすぎる配合では水切れが増えます。排水性と保水性の両方を見ながら微調整していきましょう。

土の配合は水やりとセットで考える

排水性の高い土ほど水やり回数が増えやすく、保水性の高い土ほど間隔は長くなります。「この配合なら何日に1回」と固定せず、鉢の重さと表土の乾きで判断すると管理しやすいです。

鉢底石は必須ではない

今回私は、植え替え用の鉢底に軽石を敷いてから用土を入れました。鉢底穴が大きく、用土が流れ出やすい鉢では、鉢底ネットや少量の鉢底材を使うと作業しやすいことがあります。

クロトンの植え替え前に新しい鉢の底へ軽石を敷いた状態クロトンの植え替え用鉢に軽石を敷いた状態

ただし、鉢底石を厚く敷けば、それだけで排水性がよくなると考える必要はありません。大切なのは鉢底穴がきちんと機能し、用土全体に空気と水の通り道があることです。鉢底穴が十分あり、粒のある培養土を使うなら、鉢底ネットだけで管理する方法もあります。

鉢底石を使う場合も、鉢の容量を圧迫するほど多く入れないようにします。根を広げる土のスペースまで減らしてしまうと、本来の鉢増しの意味が薄れてしまいます。

鉢サイズと道具を選ぶ

植え替えでは、土だけでなく鉢サイズも重要です。「大きい鉢なら長く植え替えなくて済む」と考えたくなりますが、大きすぎる鉢は土が乾きにくくなります。

鉢は一回り大きくする

健康なクロトンを根詰まり対策で鉢増しするなら、基本は一回り大きい鉢です。目安としては、今より直径が数センチ大きい程度。いきなり何号も上げるより、根の量に合った土量にしやすくなります。

クロトン・ゴールドスターの購入時の鉢と一回り大きい植え替え用鉢を並べて比較した様子購入時の鉢と植え替えに用意した鉢の比較

University of Wisconsin Extensionでも、クロトンが鉢を超えて生育したときは、現在より1〜2インチほど大きい鉢へ移す方法が示されています。大きすぎる鉢では余分な土が長く湿り、根腐れにつながる条件を作りやすくなります。

鉢底穴のある鉢を選び、水が停滞しにくい状態を作ってください。(出典:University of Wisconsin Extension「Croton, Codiaeum variegatum」)

先に道具をそろえる

植え替えを始めてから土や鉢を取りに行くと、抜いた根鉢を長く乾かしてしまいます。新しい鉢、用土、手袋、スコップ、必要なら鉢底ネットや軽石を先に手元へ並べておくとスムーズです。

クロトン・ゴールドスターの植え替えに使ったスコップと手袋を鉢のそばに準備した様子クロトンの植え替えに使用したスコップと手袋

室内やベランダで作業するなら、土が散らばらないよう園芸シートを敷いておくと後片付けが楽です。また、クロトンは茎や葉を傷つけると乳液状の樹液が出るため、私は手袋をして作業します。剪定や根の処理でハサミを使う場合も、清潔なものを用意しておきましょう。

クロトンの植え替え方法

ここからは実際の手順です。健康な株の鉢増しでは、古い土を完全に落として根を裸にする必要はありません。根の状態を確認しながら、必要な範囲だけ触るのが基本です。

鉢からやさしく抜く

まず鉢の側面を軽く押したり、鉢の縁を持って少しずつ動かしたりしながら根鉢を抜きます。株の茎だけを無理に引っ張ると、細い根や株元を傷めることがあるので、根鉢を支える感覚で外します。

植え替え時に購入鉢から抜いたクロトン・ゴールドスターの根鉢を確認している様子購入鉢から抜いたクロトン・ゴールドスターの根鉢

抜いたら、根が白から薄茶色で張りがあるか、外側をぐるぐる回っているか、土がほとんど残っていないほど密になっているかを見ます。茶色い根でも硬さがあり、嫌なにおいがなければ、色だけで腐敗と決めないようにしてください。

根を触りすぎない

健康な根を大量に切ると、その分だけ水を吸う力が一時的に落ちます。特に購入直後や秋の鉢増しでは、根鉢を軽くほぐす程度にして、無理に古い土を全部落とさないほうが負担を抑えられます。

一方で、黒く柔らかい、触ると崩れる、ぬめりや腐敗臭がある根が見つかった場合は、根腐れを疑います。その場合は健康な鉢増しとは手順が変わり、傷んだ根を清潔なハサミで除き、湿り続けた古い土もできる範囲で外します。

根が外周を固く回っているときは、表面を少しほぐして新しい土へ根が伸びやすい状態にします。ただし、無理に引き裂く必要はありません。植え替えは根をきれいに見せる作業ではなく、新しい環境へつなぐ作業と考えると、触りすぎを防ぎやすいですよ。

高さを合わせて土を入れる

新しい鉢へ少量の用土を入れ、その上にクロトンを仮置きします。株元が以前より深く埋まりすぎない高さに調整し、ちょうどよければ根鉢の周囲へ新しい土を足していきます。

土を入れたら鉢を軽くトントンと動かし、大きな隙間を減らします。手で押し固めすぎると通気性が落ちやすいので、ぎゅうぎゅうに詰める必要はありません。水やり用に鉢の上部へ少し余白も残しておきます。

株が傾く場合は、片側だけ土を詰めるのではなく、一度位置を戻して根鉢の中心と高さを確認してください。植え替え直後にグラグラすると新しい根が動くたびに傷みやすくなるため、株が自然に立つ位置を探します。

最後に水を通す

植え付けが終わったら、健康な株の通常の鉢増しでは、鉢底から流れ出るまで水を与えて新しい土をなじませます。その際、鉢底から水がきちんと出るかも確認してください。排水が極端に遅ければ、鉢底穴が塞がれていないかも見ます。

植え替え完了後のクロトン・ゴールドスターを正面から撮影し、一回り大きい鉢に植えた状態が分かる一回り大きい鉢へ植え替えたクロトン・ゴールドスター

受け皿へ流れた水は溜めたままにしません。その後は「植え替えたばかりだから毎日水を足す」のではなく、土の乾きを見て次の水やりを決めます。新しい鉢は土量が増えているため、植え替え前より乾くまで時間がかかることもあります。

植え替え後の管理

植え替えが終わった瞬間より、その後数日の管理のほうが大切です。根が新しい土になじむまで、光、水、肥料を一度に変えすぎないようにします。

直射日光を避ける

クロトンは葉色を保つために明るさが必要ですが、植え替え直後に真夏の直射日光へ急に出すのは避けます。根へ負担がかかった状態では吸水が安定しないことがあり、直射日光が重なると葉がしおれたり傷んだりしやすくなるからです。

まずは明るい日陰やレースカーテン越しのような場所で様子を見て、新芽や葉の張りが安定してから通常の置き場所へ戻します。もともと屋外の日当たりに十分慣れていた株なら、その環境を大きく変えすぎないことも大切です。

水を足しすぎない

植え替え後に葉が少し下がると、「水が足りないのでは」と追加で水を与えたくなります。ただ、新しい鉢では土の量が増えているため、表面だけ見て何度も水を足すと内部が長く湿ることがあります。

指で表土を触るだけでなく、鉢を持った重さ、数日前との変化、鉢底付近の湿り具合も見てください。特に一回り以上大きくした鉢は、中心部が乾くまで時間がかかります。水切れを怖がるあまり過湿へ寄せないことが大切です。

肥料はすぐ追加しない

新しい培養土に元肥が入っている場合、植え替え直後に追加の肥料は必要ないことが多いです。根を触った直後は吸収が安定していないので、まずは根が落ち着くのを待ちます。

追肥を始める時期は、使用した培養土の表示と株の生育を見ながら決めてください。新芽が動き、通常の水やりへ戻ってからでも遅くありません。肥料で回復させようとするより、適温、明るさ、適切な水分を整えるほうが先です。

ヒロ
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◆ヒロのワンポイントアドバイス

 

植え替え後は、つい何かしてあげたくなります。でも、水、肥料、置き場所を毎日のように変えると、何が合っていて何が合っていないのか分からなくなります。私はまず環境を固定して、土の乾きと新芽の様子を見るようにしています。

植え替え失敗を減らすコツ

クロトンの植え替えで調子を崩す原因は、作業そのものより、鉢の大きさや根の触り方、その後の水管理が重なって起きることがあります。よくある失敗を先に知っておくと避けやすくなります。

大きすぎる鉢へ植えない

根詰まりしていると、大きな鉢へ一気に移したくなります。しかし、根の量に対して土が多すぎると、株が吸い切れない水分が長く残りやすくなります。特に室内で風があまり動かない場所では乾燥までの日数が伸び、根腐れのリスクを上げることがあります。

健康な株なら一回りずつ鉢増しするほうが、水やりの変化をつかみやすいです。「次の植え替えを先延ばししたい」より、「今の根量で扱いやすい鉢」を優先してください。

根を落としすぎない

古い土を全部落としたほうが新しい土へ入れ替えられるように感じますが、健康な根まで傷めればクロトン側の負担は増えます。根腐れ対応では傷んだ部分を取り除く必要がありますが、通常の鉢増しでは根鉢を大きく崩さなくても構いません。

特に細根が多い部分を手で無理にほぐすと、水を吸う根をまとめて失うことがあります。根詰まりが目立つ外周だけ軽くほぐすなど、目的に必要な分だけ触る意識が大切です。

寒さと直射日光に注意

植え替えは環境変化です。そこへ急な低温、直射日光、エアコンの直風などが重なると、葉が落ちる原因を切り分けにくくなります。クロトンは置き場所の急変でも落葉することがあるため、植え替え直後ほど環境を安定させます。

秋の植え替えでは特に、夜間の冷え込みへ注意してください。窓辺は昼に暖かくても、夜になると冷えることがあります。昼だけでなく、夜の温度まで含めて置き場所を決めると安心です。

湿ったまま放置しない

水はけのよい土を使っていても、受け皿に水が残っていたり、鉢カバーの底へ水が溜まっていたりすると根の周囲が湿り続けます。植え替え後は鉢底から流れた水を捨て、次の水やりは乾き具合を確認してからにします。

また、表土だけ乾いて内部が湿っていることもあります。鉢が重いままなら急いで水を足さず、もう少し待つ判断も必要です。植え替え前後で鉢の重さを覚えておくと、土の乾きがかなり分かりやすくなります。

根詰まりと根腐れを見分ける

根詰まりと根腐れは、どちらも葉が元気をなくしたり生育が鈍ったりするため、見た目だけでは迷いやすいです。ただ、土の乾き方と根の状態を見ると判断材料が増えます。

乾きすぎるなら根詰まりも疑う

根詰まりした鉢は、土の量が相対的に少なくなり、水やり後すぐ軽くなることがあります。鉢底から根が多く出る、水が土全体へ染み込まず脇を抜ける、新芽が小さくなるといった変化も重なれば、鉢増しを検討しやすいでしょう。

ただし、根詰まりしていても古い土が細かくなり、逆に水が抜けにくくなるケースもあります。「乾く=根詰まり」「乾かない=根腐れ」と単純に分けるのではなく、最終的には根鉢を確認します。

湿り続けるなら根を確認

土が何日も湿ったままで、葉が黄色くなる、株元が弱る、嫌なにおいがする場合は、根腐れも候補になります。鉢から抜いたとき、黒く柔らかい根や、触ると外皮が崩れるような根があれば注意が必要です。

この場合は単純な鉢増しではなく、傷んだ根を除いて新しい土へ植え直す対応を考えます。反対に、根に張りがあり、根鉢全体を元気な根が取り巻いているなら、根詰まりへの鉢増しが中心です。

植え替え後にしおれても、すぐ根腐れとは限りません

根を触った影響や置き場所の変化で、一時的に葉が下がることもあります。土が湿っているのに追加で水を与え続けると、かえって状況を悪くすることがあります。土の水分、温度、葉の変化を数日単位で見てください。

クロトン植え替えのFAQ

ここでは、クロトンの植え替えで特に迷いやすい時期、土、購入直後の作業、根詰まり、植え替え後の変化についてまとめます。

クロトン植え替えのよくある質問

Q1. クロトンの植え替え時期はいつですか?

A. 日本では暖かく生育が動く春から初夏が扱いやすく、5〜7月がひとつの目安です。ただし、根詰まりがひどい、土の状態が悪いなど急ぐ理由がある場合は、作業後に十分な温度を保てるかも含めて判断します。冬の低温期は、緊急性がなければ避けたほうが管理しやすいです。

Q2. 購入後すぐ植え替えても大丈夫ですか?

A. 鉢が十分な大きさで株も安定しているなら、購入直後に必ず植え替える必要はありません。一方、株に対して鉢がかなり小さい、根が密に回っている、水切れが極端に早い場合は植え替えを検討できます。今回の私のゴールドスターは鉢が小さかったため、購入日に一回り大きい鉢へ鉢増ししました。

Q3. クロトンにはどんな土が合いますか?

A. 余分な水が抜けやすく、必要な水分もある程度保てる観葉植物用培養土が使いやすいです。市販土が長く湿る環境なら、軽石やパーライトなどを少量加えて乾き方を調整する方法もあります。配合比を固定するより、自宅で何日くらい湿るかを見ながら調整してください。

Q4. クロトンの根詰まりはどう見分けますか?

A. 鉢底から根が多く出る、水やり後の乾きが以前より極端に早い、水が染み込みにくい、生育が鈍るといった変化が目安です。鉢から抜いて、根が外周をぐるぐる回り、土がほとんど見えないほどなら根詰まりの可能性が高くなります。ひとつの症状だけで決めず、複数のサインを合わせて見ます。

Q5. 植え替え後にしおれるのは失敗ですか?

A. すぐに失敗とは限りません。根を触ったことや環境変化で一時的に葉が下がる場合があります。まず直射日光や冷風を避け、土が湿っているなら追加の水やりを控えて様子を見ます。しおれが進み、土が長く湿る、葉が次々黄色くなる、根元に異臭がある場合は根の状態を確認してください。

クロトン植え替えのまとめ

クロトンの植え替えは、「何年たったか」より、今の鉢で根が無理なく水と空気を得られているかを見ることが大切です。根詰まり、水の染み込み方、乾燥速度、株と鉢のバランスを確認し、必要なタイミングで一回り大きい鉢へ移します。

  • 植え替えは暖かい生育期が基本
  • 根詰まりは複数のサインで判断する
  • 鉢は大きくしすぎず一回りを目安にする
  • 土は排水性と適度な保水性を両立させる
  • 健康な根は必要以上に崩さない
  • 植え替え後は水と光を急に増やさない

私のゴールドスターは、購入時の状態そのものは良好でしたが、鉢が小さかったため購入日に鉢増ししました。植え替えに使ったのはDCMの「そのまま使える観葉植物の土」です。今後は土の乾き方、新芽の動き、葉色の変化を見ながら、この鉢での生育を追っていきます。

あなたのクロトンも、鉢底から根が見えたからと焦って抜くのではなく、まず水やりの変化と株の勢いを一緒に見てみてください。鉢の中で起きていることを想像できるようになると、植え替えは「毎年の作業」ではなく、株に合わせて必要なときに行う管理へ変わっていきます。

プロフィール
「植物暮らし」運営者ヒロ
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観葉植物初心者向けブログ「植物暮らし」を運営しています。
枯らした経験と実体験をもとに、公式・研究機関の情報も確認しながら、安心して育てられる観葉植物の育て方を分かりやすく発信しています。

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